勝って兜の緒を締めよ!
私は、勝負するなら勝ちに行かねば、と思う人間だ。
息子の頭の中の70%以上を終始占めている、部活の「卓球」。
毎月のように、何かの試合に出るのだが、これが弱い。
しかし、負けても、負けても、負けても、負けても、不思議と卓球だけには、
「今度こそ!」と腐らずに臨む姿勢は、立派なのか、懲りない君なのか…。
スポーツは勝敗を競い合う。勝つという事は、相手を倒す事なのだが、
負けず嫌いな息子は、負ける事を極度に恐れ、相手と向かい合わないうちに、
自滅する事が多々あった。
負けが混むとカッカと頭にくる。そして、焦ってミスを繰り返す。
練習の時には強い(と言われる)のに、なぜか試合では、勝てない。
それもほとんど、独り相撲をとった結果…。
技術や体力で負けるのではない。「気持ち」で負けるのだ。
そして、昨日、またもや試合に出かける息子が、とうとう、
「もう、勝ち負けに拘らないことにする」と宣言した。
しかも非常に弱気な顔をして。
ちょっと、待った! 勝負するなら、勝ちに拘らなくてどうするんだい!!
私「ちょっと、待って… …。よし、そうだ!
『 勝ちを目指して、負けを恐れず』 そうそう、これ、いいわ。
この姿勢で行ってこーい!」
息子「・・・。」
外出して帰ると、息子の方が早かった。
いつものように、結果はすぐ聞かない(恐いから)。
しばらく雑談して、様子を見るが、ポーカーフェイスでよくわからない。
そうこうしていると、夫が帰宅。
夫「おっ、今日どうだった」
息子「えっ。何が?」
夫「試合だよ、卓球の…。」(イライラ)
息子「ああ、そんなこともあったよねえ」と、とぼける。
私「結果ぐらい、親に報告しなさいよ」(イライラ)
息子「うん、あのさぁ」
「・・・市大会出場!!」
夫「えっ!! すごいじゃん~、本当か?」
私「えっ?? 市?・・ 大会??・・・。
いったい、何人に勝ったの?」(バカな質問)
息子「四人」
私「い、今までの、倍じゃん!!」(バカな応え!)
(その後…、感動のあまり、私絶句)。
しばらくして、気を取り直して言う。
「お母さんの、あの格言が効いたんだねぇ!」
息子「いや。あれ、俺、勝手に変えた」
私「へっ、何て?」
息子「『勝ちを焦らず、負けを恐れず』に」
ふう~ん。まあいっか。
確かにこっちの方が、勝ちに異常に拘る息子に向いている。
私「まあ、今まで負けても腐らずに、よく頑張ったね。今度は、
『負けても腐らず、勝っても浮かれず』。この言葉でいこう!」
息子「いや、それは、もういい…。」
ちぇっ、格言とかことわざ言うの好きなのに…。「口は禍の門」だった。
息子の頭の中の70%以上を終始占めている、部活の「卓球」。
毎月のように、何かの試合に出るのだが、これが弱い。
しかし、負けても、負けても、負けても、負けても、不思議と卓球だけには、
「今度こそ!」と腐らずに臨む姿勢は、立派なのか、懲りない君なのか…。
スポーツは勝敗を競い合う。勝つという事は、相手を倒す事なのだが、
負けず嫌いな息子は、負ける事を極度に恐れ、相手と向かい合わないうちに、
自滅する事が多々あった。
負けが混むとカッカと頭にくる。そして、焦ってミスを繰り返す。
練習の時には強い(と言われる)のに、なぜか試合では、勝てない。
それもほとんど、独り相撲をとった結果…。
技術や体力で負けるのではない。「気持ち」で負けるのだ。
そして、昨日、またもや試合に出かける息子が、とうとう、
「もう、勝ち負けに拘らないことにする」と宣言した。
しかも非常に弱気な顔をして。
ちょっと、待った! 勝負するなら、勝ちに拘らなくてどうするんだい!!
私「ちょっと、待って… …。よし、そうだ!
『 勝ちを目指して、負けを恐れず』 そうそう、これ、いいわ。
この姿勢で行ってこーい!」
息子「・・・。」
外出して帰ると、息子の方が早かった。
いつものように、結果はすぐ聞かない(恐いから)。
しばらく雑談して、様子を見るが、ポーカーフェイスでよくわからない。
そうこうしていると、夫が帰宅。
夫「おっ、今日どうだった」
息子「えっ。何が?」
夫「試合だよ、卓球の…。」(イライラ)
息子「ああ、そんなこともあったよねえ」と、とぼける。
私「結果ぐらい、親に報告しなさいよ」(イライラ)
息子「うん、あのさぁ」
「・・・市大会出場!!」
夫「えっ!! すごいじゃん~、本当か?」
私「えっ?? 市?・・ 大会??・・・。
いったい、何人に勝ったの?」(バカな質問)
息子「四人」
私「い、今までの、倍じゃん!!」(バカな応え!)
(その後…、感動のあまり、私絶句)。
しばらくして、気を取り直して言う。
「お母さんの、あの格言が効いたんだねぇ!」
息子「いや。あれ、俺、勝手に変えた」
私「へっ、何て?」
息子「『勝ちを焦らず、負けを恐れず』に」
ふう~ん。まあいっか。
確かにこっちの方が、勝ちに異常に拘る息子に向いている。
私「まあ、今まで負けても腐らずに、よく頑張ったね。今度は、
『負けても腐らず、勝っても浮かれず』。この言葉でいこう!」
息子「いや、それは、もういい…。」
ちぇっ、格言とかことわざ言うの好きなのに…。「口は禍の門」だった。
by riro11
| 2004-10-17 23:44
| 歓喜
花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ (by イノキ)
by riro11
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