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卒業式終わりました

前日まで降り続いた雨が、朝にはすっかり晴れ上がり、
その日長男の卒業式が行われました。

高校の卒業式は初めてでしたが,
今まで列席した小中のどれに比べても、
一番簡素でしたが、一番心のこもった式に感じました。

受験の結果を待つ子供がまだ多いことからか、
どちらかといえば地味すぎるほど地味な式でしたが、
ただ親や先生方の静かな喜びと安堵が、式の随所に伝わってきました。

在校生、卒業生の送辞や答辞には、うならせられました。
自分の気持ちを、こんな風な言葉で表す事ができる生徒達。
ただただ感心するばかりでした。

PTA会長の祝辞は、会長の前にただ一母の思いが感じられ、
ここで多くの母たちは涙しましたね。
(一番祝辞がへただったのは校長という噂も・・・)

最後に、音楽選択の生徒達が作詞・作曲をした卒業の歌を
卒業生全員が混声合唱で見事に歌い上げました。
これって確か、練習は前日しかなかったはず。
昨日の今日でここまで素晴らしいできばえで、披露してくれるなんて。

色々な面で、この学校の生徒でいることの大変さを、
今更のように感じながら、ちょっと複雑な思いではありましたが、
それでも何とか立派に卒業のこの日を迎えたわが子のことを思うと、
また泣けてくるのでした。

卒業生を送り出した後、学年の先生が仰っていた事が、
心に沁みました。
この学年は何一つ問題行動のない学年でした。
受験間近になっても、先生方の心配をよそに、
みんな毎日明るく学校に来て、一日過していました。
その姿に先生方は逆に生徒達から色々教わりましたと。
そう仰って頂きました。

長男の様子を見ていても確かに、それはわかります。
彼がどんなに遅刻が多くても、3年間に学校を欠席した日が
ほとんどなかったのは、きっと友達達のおかげでしょう。
おだやかで気持ちの良い子が多かった。

式の帰り、どうしても行って見たい所がありました。
乗り換え駅の近くにある、長男がいつも学校帰りに
寄ると言っていたうどん屋です。
学校へ行くのが嫌な時も、帰りにあのうどん屋に寄るのだけを楽しみに
何とか重い足を引きずって出かけていったと、
いつか話してくれました。

どんな可愛い子が働いているのかと思いきや、
中にいたのは、私ぐらいの年配の女性ばかりでした。
格安だけど、あつあつのうどんは、
確かに心と体を暖めてくれました。
by riro11 | 2009-03-08 23:57 | 風趣


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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