カテゴリ:激奨( 35 )

『つきのふね』

半月ぐらい前に、夫が新聞を読んでいて私に言ったことを、
このあいだ思い出した。
新聞には、森絵都さんの本の書評が載っていて、それを読んだ夫が
「この人の本読んだ事ある? たぶん好きそうな本だよ」と教えてくれたのです。

ふう~ん、と思って、今度一冊読んでみようかなと思っている矢先に、
直木賞受賞という話が飛び込んできました。

でも本屋にはあっというまに、受賞者の過去の作品がずらっと並べられたので、
へそまがりな私は、なんとなく読む気がなくなってしまっていたのです。

それでも何度目かに見かけたこの『つきのふね』という文庫は、
題名とか表紙の感じがよかったので、ふと手にとってみて。
それから最初の数行を読んで、気にいって。
で、とうとう買ってしまった。

家に帰って一気に読みました。途中何度もいいなあ、いいなあと思いながら。
いいなあと思ったのは、文章の中に入り込んでいることが、
単純にとっても気持ちよかったからです。
何か爽やかな内容の本を読みたい、と思って本屋に行ったのだから、
これ以上ないくらい期待どおりの本でしたね。

内容は決して軽くない、どちらかというと重苦しいようなできごとが
次々と起こるのですが、
読んでいるこちらに伝わってくるものは、けっしてどろどろしていない。
正負どちらかといえば、正の方へ向かう圧倒的なエネルギーを感じる。
若さが持つ未知数のパワーがぐいぐいと押し寄せてきます。

終わり方もいい。何だか、題名も途中もラストも、いいなあ、ホントいいなあ
と思ってしまう本でした。

解説に、この本は児童書だけど大人の方がストレートに伝わると書いてありましたが、
本当にそうだと思いました。
『大人のほうが絶対に、この作品に弱い』<解説>より

同感です。これは絶対に大人が読んで素敵な本だと思いました。
こういう本を書く人がいて、世の中に認められている。
何だかその事で、私はすごく元気になれるような気がしたのです。
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by riro11 | 2006-07-23 23:57 | 激奨

心を何にたとえよう

このワンフレーズがTVに流れた時、
一瞬にしてこの唄の世界に引きずり込まれました。
透きとおった歌声に、どこか懐かしい旋律。

映画『ゲド戦記』の挿入歌『テルーの唄』でした。
映画のTVCMではサビの部分しか聞けない。
でもそれだけで十分です。この唄の良さは、ちゃんと伝わりました。

今日CDを買ってきて、通して聞いてみました。
一回聞いたらすぐ覚えられそうな、メロディーというよりは、
調べと言った方が似合う、そんな素朴で心に沁み落ちる唄です。
この曲の印象は、まさに元祖フォークソング。
赤い鳥の「竹田の子守唄」やケメの「通りゃんせ」の唄を
彷彿させます。

作曲が谷山浩子さんと知って、やっぱりと思いました。
谷山さんは、私が高校生の時にデビューした、
幻想的、童話的な不思議な哀愁漂う曲調の歌を歌う、
シンガーソングライターです。
私の中で、長い間心に残っていた人でした。
あれから長い時を経て、またこんな素晴らしい唄を作るとは。
感動的でした。

映画の挿入歌となったこの曲は、恐らくヒットすることでしょう。
私の世代から上の人達が懐かしく感じるそんな歌を、
今の若者が本当に良い歌と感じてくれたら、それはとても嬉しい事です。

最近、昔流行った曲が音楽の教科書に、頻繁に載るようになりました。
それは、昔は大人たちが眉をひそめた若者の曲だったりします。
そういう歌たちが今市民権を得ていることを、とても感慨深く感じています。
今の子供達はそんなことは何も知らずに、ただいい歌だとしか
思っていないのでしょうが。
流行りすたりが激しい世の中だけど、本当に良い歌は、時代を超えて残り、
世代を超えて、繰り返し歌われるのでしょう。

谷山浩子さんのデビュー当時の代表作「お早うございますの帽子屋さん」は、
今ヤマハ音楽教育システムの教材になっています。
この事を知った時も、私はとても嬉しかったのです。
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by riro11 | 2006-07-02 23:58 | 激奨

ハリー・ポッターシリーズの魅力考察

前の記事で、後日と言っていたハリー・ポッターの魅力ですが、私なりに感じた事を忘れないうちに書いてみます。ところで、今や本屋は、ハリー・ポッターシリーズの売り上げだけでもっているという噂は本当ですか?

先日やっと全巻を読み終わり、初めてネットでハリポタ関係のマニアック情報を見たりしました。そこで新たに、一回読んだだけではわからない細かいつながりや隠された秘密がまだまだいっぱいあることを発見。思っていたよりもずっとずっと奥の深い世界に圧倒されかかっています。

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by riro11 | 2006-05-31 20:55 | 激奨

にわかポッタリアン

はまっちゃったのです。それも、どっぷりと。

もともとポッタリアンだったのは、只今高1の息子の方。ハリー・ポッターシリーズ全巻持っているのはもちろん、あの長い本をすべて少なくとも5回は読んでいるそうである...。
でも彼は映画は見ない。一回見たら、本と随分違うので白けたらしく、それ以来あまり興味ないそうだ。一方、小学生の娘は、映画は見るけど本は読まない。読むのは長くて大変だから。それは一理ある。普通はそっちかもしれない。かくいう私もそっち派だった。

TVで放映した「ハリー・ポッター」の映画も、一応DVDに撮ってあった。それを暇にまかせてGWに続けて見たのが間違いだった。続けて見ると面白いし、続きは気になってくるし、その上、映画で見ただけでは分からない、細かい謎も知りたくなってくる。

で、まだ映画になっていない、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を息子に借りて読み始めたら、これが第二の間違いだった。なんと、面白くて面白くて止められなくなった。しかもこの巻は長い。上下2冊で、一冊それぞれだって相当分厚い。読んでも読んでも終わらないけど、止められない。家事も睡眠もPCも放りなげて、読み続けてやっと読破。いやいや、ハリー・ポッターのこの人気、世界各国でこんなに売れ続けている秘密が、少しわかったような気がします(それについてはまた後日)。

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by riro11 | 2006-05-23 23:58 | 激奨

感銘を受けた言葉(ダイエット編)

ぶんぶんさんの宣言に、私も心を新たにした一人です。
実はこっそりと、先日の記事の「5分寝てるだけダイエット」を実践した私・・・。
毎日とはいかないけど、通算10日ぐらい試してみたでしょうか。

ウエストは測っていませんが、腰の筋力がぐっとついてきたような気がします。
腰の筋力がつくと、色んな動きがだんぜん楽になります。それに筋肉がつけば、
基礎代謝もあがる。というわけで、もしこのまま順調にいけば、
これは本当に楽ちんなダイエット法となるわけです。
忘れない限り、極力毎日続けよう。

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by riro11 | 2006-02-10 22:17 | 激奨

『ふい字』で今日の日記

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by riro11 | 2006-01-23 22:16 | 激奨

やっと読み終えた。

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 
リリー・フランキー:著


普段このくらいの読みやすい本は、一気に読破するのだけど、
今回だけはそうはいかなかった。
だんだん読み進めるのが怖くなった。イヤになった。
クライマックスは悲劇だと知っているから。

ページをめくる手がたびたび止まって、
最後は、休み休みしか読めなかった。

でもその悲劇は、想像していたものとは少し違っていた。
そこには、真摯な愛情がいっぱいいっぱいいっぱい、
ちりばめられていたのでした。

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by riro11 | 2005-11-10 15:32 | 激奨

素数と子供の関係~ 『博士の愛した数式』(小川洋子著)を読んで

この本は、ひと言で言うと、交通事故で記憶能力に障害を負った、数学博士の老人と、
その身の回りの世話をする家政婦とその息子との、暖かい友情の物語です。

数式、そして特に素数に魅せられた博士が、繰り広げる美しくも神秘的な数字の世界。
家政婦と老博士の静かな心の通い合い。
タイガースファンの息子と博士の野球をめぐるほのぼのとしたエピソード。
これらも、この小説の大切な部分ですが、
私が心に一番残ったのは、もうちょっと別の部分です。

今振り返っても、博士が幼い者に向けた愛情の純粋さには、言葉を失う。(P178)
と主人公の家政婦が言うように、数字にとりつかれたような偏屈な博士が実は、
子供、特に家政婦の息子(愛称:ルート)をとても大切に思い、
愛情たっぷりにかかわるくだりです。

この小説には、実は子育ての重要なヒントが、ページのあちらこちらに隠されていました。

子供の心配をするのが、親に課せられた一番の試練だ(P193)
と博士は大真面目に言うのです。

そしてここに、博士の子供に対する暖かい眼差しの答えがありました。
彼(注:博士)はルート(注:息子の愛称)を素数と同じように扱った。素数がすべての自然数を成り立たせる素になっているように、子供を自分たち大人にとって必要不可欠な原子と考えた。自分が今ここに存在できるのは、子供たちのおかげだと信じていた。(P180)

この小説を読み終わって、つい先日帰省したばかりの実家の父親の事が、
博士とオーバーラップしました。
元々子煩悩であった父は、責任のない孫にはそんな性癖にさらに拍車をかけ、
長い間大いに、親バカならぬ孫バカぶりを発揮していました。
遊びに行くと、隣に住んでいる幼い内孫達を抱っこしては、いつも、
「この子は、じじの大切な宝物」と口癖のように言い、相好を崩していたのを
よく覚えています。

そんな内孫の一人はちょうど今反抗期の真っ盛りで、親ともあまり口をきかないらしい。
でも、何だかそんな話を聞いても、私はあまり心配しませんでした。
小さい頃、誰かに思いっきり可愛がられた子は、仮に寄り道をしても、時が来れば、
また必ず戻ってくるだろうと信じているから。
瞼を閉じればたちまち、「じじの宝物」と言われてちょっぴり照れていた、
姪の嬉しそうな顔が浮かんでくる。

この本は、そんな事を思い出させてくれたのでした。
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by riro11 | 2005-08-22 23:58 | 激奨

「タイガー&ドラゴン」最終回の謎

とうとう終わっちゃいました。
回を重ねるたびに夢中になっていき、終わるのが惜しいです。
早いテンポで展開され、巧妙で複雑に巡らせてあるストーリー。
一回見ただけではよく分からないところもあるので、DVDにでも撮って繰り返し見るのが
正しい見方かも?

このドラマの根底には、親子の情愛(血がつながっていてもなくても)があり、
そこに全然ミスマッチのやくざや裏原宿ファッションが絡んでくる。
お話の面白さって、このミスマッチの部分だと言っても、過言じゃないです。

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by riro11 | 2005-06-27 23:57 | 激奨

お気に入りのアーティスト発見!!

昨日の晩、長男に付き合ってミュージックステーションを見た。
以前から長男がいい、いいと言っていた
Def Techというボーカルユニットが出るというので。

……
ある日の事。ヨコハマタイヤのCMがTVで流れた時、「そう、この曲!」と叫び
画面下に出る歌手名を書留めた長男。Def Techと書いてある。
前に聞いた時すごくいい曲だと思って、歌手名をぜひとも知りたかったそうだ。
確かに。その曲は私もビビッと来た。
その曲が“My Way”。調べてみると、その曲が入ったファーストアルバムは既にもう
百万枚も売れているそうだ。

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by riro11 | 2005-06-25 23:59 | 激奨


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


by riro11

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大学院生男子、大学生女子の母
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