いくつになっても男の子は男の子

『毎日かあさん』の新刊、③背脂編を買ってしまった。
かあさんの王道をひたすら極めているサイバラさんは、新刊のなかでも
おバカな息子とその友達、家族の面々を呆れ果てながらも、
暖かい眼差しで見つめ続けている。
大笑いしながら、わかるわかると熱く共感した後に、じんわり涙が滲んでくる。
この本は、子を持つ母親のバイブルともいえる良書です(特に男子を持つ母に)。



本書の『息子の体質』では、「車にひかれやすい体質」である息子について
こう書いてある。
だから君が道を歩いて学校から帰ってくる3時半。遊びから帰ってくる5時半。お母さん、はずかしいけど仕事手につかないんだ。だから君が帰ってきた時はどんな姿でもついおこる気がなくなっちゃって。
前にも書いたけど、TVで見た、狩をして生計を営み普段は裸足、裸同然の姿で
暮らしている、アマゾン川流域の奥地の部族。
そこに住むある母親がこう言う。
「一日が終わって子供達が皆家に帰ってくると、今日も無事に過ごせた事を
神に感謝する」

私も同様。長男が暗くなって帰る時間になっても、いつまでも戻ってこないと、
いてもたってもいられず家の外にでて帰りを待った。
山の中腹の我が家からは、曲がりくねりながら駅から続いている一本道が、
かなり遠くまで見通せる。立ちつくし目を凝らしながら、子供の姿が見えるのを
いつまでも待ったものだ。

そんな息子ももう高校生。少しは大人になってきたかという矢先。
ついこの間もやってくれた。
私が娘の音楽教室の合同クラスコンサートの見学にいっていた時。
学校帰りの息子からケータイメールが入る。「家の鍵忘れたから、取りに行く」
だが息子は、ここの音楽教室の場所を知らないはずだ。最寄り駅は知っているけど。
果たして来れるのか? 何とか演奏の合間に場所を知らせようとした時、再びメール。
「見つからなかったので家に帰る。すぐ帰れる?」
今日は、8年通った娘の音楽教室のグループクラス、最後の日。
先生に挨拶などもあるので、すぐ帰るわけにはいかない。
その事を知らせると、「わかった。ゴメンもういいよ」
・・・・・・
「ホント、バカなやつ!」とカッカしていると、他のお母さんに慰められた。
「まあまあ。いくつになっても男の子はねえ・・・」 本当に!
無事先生との感動的な挨拶をすませ、家に帰りついたのは、
最初のメールが来てからすでに2時間以上経過。
息子は、私が小さいあの子の帰りをまだかまだかと待っていた、あの場所に立ち、
私達の帰りを首を長くして待っていた。
かれこれ1時間半近くも、家の前にいたらしい。

やっと家の中に入れた息子は、夕食を食べながら言う。
「今日はそんなに悪い事ばかりでもなかったな」
「どうして!?」
「だって、鍵を忘れても、そんなにお母さんに怒られなかったから!」
と笑顔でカレーライスをぱくつく。

はあ~・・・。力がぬけます。
私より10センチ以上も背が高くなった息子の言葉が、これかっ。
真相は、あんまり腹が立ち過ぎて、バカバカしくなって怒る気がなくなっただけです。
高校生になろうと、いくらでかくなろうと、やっぱりアホは直っていなかった!
それはそれで悲しい事なのだが、一方で何だかホッともする。

ゆっくり大人になっていけ!全国のバカ息子達!愛すべきアホ息子達!
サイバラさんと私とアマゾン流域の部族の母親、やっぱり気持ちは一つなのだった。

<参考エントリ> 『「かあさん」って・・・。』
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by riro11 | 2006-04-29 23:59 | 嘆息


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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