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スローブログのすすめ

ブログも長く続けていると、自分の“ブログ生活”を振り返って、
ふと我に帰る時ってありませんか。
ブログって、そもそも何だったんだっけ?って...。

ちょうどそんな風に感じた去年の年末に、私が手にしたのがこの本。
『スローブログ宣言!』です。

ブログ論は数あれど“スローブログ”という言葉が気にいって、つい買ってしまいました。
その時の私の心境を反映していたのかも?
内容はスローにはあまり言及してなかったけれど、何箇所か強く共感するところが
ありました。



一つは。
文章を「発表」する場としてスタートしたブログというものが、
文章をきっかけにして「交流」する場になって、
個人サイトに求める役割が「発表」から「交流」に変化していった
説明している所です。

ははあ、これは確かにわかります。
読む側としての私は、TVのトーク番組を見て楽しむ感覚で、
コメントが賑わっているブログを読みにいったりしますから。
そもそもブログの形式上、こういう流れになるべくしてなったと、いえるかもしれません。
 
もう一つは、「ブログに何を書く?」という問いに、
「ブログでは何を書いてもかまわない」。と言いきっているところです。
私も以前から、同様に感じていました。わが意を得たりという気分!

そして、さらに「耳を澄まさないと聞き取れないような小さな声で語られる言葉」
ブログはそんな言葉が語られる場であるという事に、共感を表明している点。
身辺雑記や日記は、ジャーナリスティックな記事に比べて劣りはしないという
考え方です。

私もそれはブログに携わっていて、一番強く感じます。
私の読む限りでも、普通の一市民のつぶやくような文章に、
この国の教育や福祉や夫婦・男女の関係などが、あぶり出されるように見えてきます。
それは、ブログに関わらなければ、もしかしたら一生気付かないこと
だったかもしれません。
そんなささやき声を受け止めて発信できる場は、ものすごく貴重です。

最後に、この本の作者は、「大切なのは書きつづけること」と言っています。
自分の事はさておいて、読み手の私は長くサイトを運営している人を、
やはり信頼します。
初めて訪問したブログの記事を面白いなあと思うと、その人の過去記事を
読んでいくことがあります。そして続けて記事を読み進めると、その人の“人となり”が
少しずつわかってくるような気がします。
そうでなくても続いている記事っていうのは、読んでいて単純に面白いですし。

じゃあ、肝心の自分は、どうブログとスローに付き合っていったらいいのか。
結局。あれこれ考えすぎないで、極力負担にならないようにブログとお付き合いすること。
これしかないと今は思っています。続ける続けないも、流れに身を任せるうちに、
行き着くところに行き着くだろうと。
私の場合スローというより、スルーに近いかも・・・。

******
さて、ぶんぶんさんのブログFancy Petは、今回で1000記事目だそうです。
というわけでもちろん。
ぶんぶんさんのブログは、私の最も信頼すべきブログの一つなんですよ!
by riro11 | 2006-04-03 23:58


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


by riro11

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