腰痛持ちの<苦悩>

今回の話の主人公は、夫です。
先週の事です。夫が猫なで声を出して、私に言いました。
「あのさあ。お願いがあるんだけど...」
こんな丁寧な言い方をする時は、何かあるぞ。
いやあな予感がしながら、「なにぃ?」
「実は...。 は、腹帯を買って欲しいんだけど」



・・・・・・
そう、何を隠そう夫は、腰痛予防のためのコルセットの代わりに、
私が妊娠中に使用していた腹帯を、冬の間巻いている。
もう何年も前の事。初めてぎっくり腰になった年、医者からコルセットを勧められた。
しばらくはつけていたが、けっこうきつくて苦しいらしく、良くなってくるともうちょっと
楽なものはないかと、探し始めた。

軽い気持ちで、「じゃあ、私が妊娠中に使っていた腹帯を巻いたら。
冷えにも、腰のサポートにもうってつけだよ」。
あくまでも私は冗談で言ったのだが。夫は、なぜかその言葉を真に受けて、
「じゃあ、ちょっと貸してみて」と言うではないか。
その当時、二人目を出産してすでに数年経っていたのに、実はまだとってあった。
物持ちのよい私。ちなみに私の腹帯は、布製でマジックテープで留める仕様のもの。
恐る恐る巻いてみた夫は、「これ、わりといいよ」と、どうやら気にいってしまった!

そしてその後、冬の数ヶ月、彼は人知れず私の腹帯を巻き、
何食わぬ顔をして仕事に出かけていたのだった。
ところがあんまり一つの腹帯を何年も巻き続けたため、とうとうマジックテープが
くっつかなくなってしまった。
それで今回、新しいモノを私に買ってきてくれということだったのだ。

・・・・・・
休みの日。夫と私は、デパートのマタニティコーナーにいた。
「ねえ、誰かに見られたらどうしょう。3人目ですか?なんて聞かれたりして」
と思わずコソコソしてしまう私。
「いや、さすがに誰もそんな事思わないよ。高齢出産もいいところだから」と夫。
まったく、誰のためにこんなことをしてると思ってんだよ!

さて腹帯をチョイスする怪しげな二人。(何故か会話がひそひそ声)。
以前私が持っていたやわらかい布製のタイプのものは、ここにはなかった。
少ししっかりしたタイプしかない。
夫 「やっぱりLLじゃなきゃダメかな」
私 「そうだね。これは、どう?」
夫 「リボンがついているのは、いやだ。あと色は白がいい」
おいおい、贅沢を言っている場合か!
そして結局選んだのは、リボンなしのピンクのニッパー。色は我慢したらしい。

家に帰って、さっそくつけてみた夫。
「ああ、わりといい感じ」 。ご機嫌だ。やれやれ。

しかし、これでまた夫に貸しができた。
結婚ン年。まさか妻にこんな秘密を握られている人間もそう多くはない筈だ。
もはや勝負は、すでについている。
こうやって夫は、一生私に頭が上がらなくなっていくのだろう。
[PR]
by riro11 | 2006-02-03 23:55 | 痛快


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


by riro11

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

通知
爆笑
激奨
風趣
歓喜
嘆息
苦笑
痛快
感涙
DQⅨ
超個人的

以前の記事

2014年 12月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2013年 12月
more...

PROFILE

大学院生男子、大学生女子の母
首都圏在住  

MY SITE
壱番館:
「普通の専業主婦だって、文句があるさ!」

タグ

検索

その他のジャンル

画像一覧