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続:私だけの曲、私達だけの歌

続きです。

歌の方は順調に仕上がりをみせてきました。
しかし、自分のピアノ曲も同時に仕上げねば。



このピアノ曲の方は、個人レッスンの先生がみています。
こちらは時間がかかるため、例年3ヶ月前ぐらいからぼちぼちと
取りかかります。
今年の娘のモチーフ。なんと「ものすごく恐ろしい感じ」!
だいたい毎年、綺麗で明るく、そしてリズミカルな曲に仕上がるのですが、
今年は一味違うものに挑戦したかったそうで。

怖い曲というと、なぜかフラットの数が多くなる。
これでもかというくらい、黒鍵を弾いているので、
「いったいそれは何調になるの?」と聞くと、
う~ん、とずっと考えていた。
結局、ハ短調だと後からわかったが...。(アンタはベートーベンかっ!)

前奏は、「火曜サスペンス」で悪者が何かたくらんでいる時のBGMさながらの、
怪しい感じ。途中、(我慢しきれずなのか)リズミカルな明るい部分も入るが、
その後は「カテゴリー5」のハリケーンも真っ青なくらい、
激しいクライマックスを迎え、終わる。

先生は和音のおかしい所をいくつか直しただけで、特に口を挟まず、、
最後まで自由にやらせてくれた。感謝!(実は先生は来年に出産を控え、
お腹がだんだん大きくなってきていて、それどころじゃないのかもしれない?)

出来上がった所から通常は、楽譜に書いていくのだが、娘は初めの所だけしか、
書いていかなかった。いや書けなかった。なぜなら。楽譜を書くのが苦手なのだ。
ものすごく複雑な調やリズムにしたつけが、ここでまわってくる。
でも、うるさく言われないのを良い事に、いつも結局なし崩しになっていき、
最後には、誰も楽譜の事は言わなくなる...。

楽譜を書くのは先生のためにであって、本人にはまったく必要ないから、
切迫感がないのだ。普段も弾く時にほとんど楽譜を見ない。見るのと弾くのは同時に
出来ないらしい。(アンタはのだめかっ!)

そうして楽譜は未完のまま、3分の曲は完成した。
どんな曲なのかは娘の頭の中だけにしかない。
もしかしたら先生も完全にはわかっていないかもしれない。

私はさすがに毎日聞いているので、先生の次ぐらいにはわかっている。
しかし弾くたんびに何だか微妙に違っている気もする。
細かい所が間違っているのか合っているのかと聞かれると、
もともと正確な楽譜がこの世に存在しないのだから、心もとない。
本番で間違っても、こういう曲なんですと胸を張られれば、そうなんだと思うしかない。
気が楽と言えば気が楽な、そんなコンサートなのです。
(いや本当は違います...!)

<続く>
by riro11 | 2005-10-25 22:08 | 風趣


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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