暑い夏の一日でした(3)

4コの電車に乗ってやってきた、県西のスポーツセンター。
ここでいよいよ、息子が卓球の試合でプレイするのを初めて見ます。
楽しみなような、怖いような複雑な心境です。



******
一回戦。三組目にいよいよ息子の番。
落ち着いているように見える。集中している時の顔です。
あんな格好で、あんなサーブをうつのか。
あんなガッツポーズもするのか。
どれも初めて見る息子の姿。

負けが込んできても平静に見える。少なくても顔に出ていない。
気持ちの建て直しが、スムーズにできるようになったのだろうか。
これまで試合中負けが込んでくると、露骨に不機嫌な顔を見せ、
顧問に「顔には出すな!」と何度となく言われてきたらしい。

優勢の時も劣勢の時も、慌てていない。
背中に自信と諦めないという揺らぎない気持ちがみなぎっていました。

一年のときは、試合に負けるたびに泣いていたらしい。
でもきっと、もう泣くことはないのでしょうね。

前二人が危なげなく勝ったあとに、とうとう自分の対戦も勝利し、
チームは3-0で次へ進みました。
“めざせ一勝!”が現実になりました。いやあ、波に乗るって恐ろしい事だ。
こんな事があっていいものか。

引き続き二回戦が始まった。
今度は2試合づつ並行して行われます。
すでに息子の前で一敗している。ここの一勝は重要。

さすがに一回戦のようにはスムーズに行かず、1セット目負け。2セット目負け。
いよいよ3セット目。もう後が無い。
3セットもしだいに相手にリードされる。
しかし、それでも一つ、また一つと点を返していく。粘り強い戦いだ。

しかしとうとうマッチポイント。
ああ、もうダメだ。ここまでかと思いました。
それが、一点返し、そしてまた一点返す。終わらない。まだ続いている。
そして、また一点。おおっ、いけるのか。
あろう事か、とうとうジュースにまで持ち込みました。
その後も一気に点を重ね、
なんと! このセット取ってしまった!!

普通の顔で引き上げていく息子を見て、
ああ、いつの間にこんなに精神的に成長していたのか。
気がついてあげられなかった自分の不明を恥じつつも、涙が溢れました。

<続く>
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by riro11 | 2005-07-30 23:59 | 感涙


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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