髪切り卒業宣言!

我が家の子供達二人の髪は、赤ん坊の時から夫が刈っている。
長男で、夫は髪切りデビュー。「まあ、男の子だから適当でいいか」、と言う感じで、
生協で購入したハサミとケープを使用して。(この2点セットは現在に至るまで使用される事となった)。
汗っかきの長男のために「思いっきりサイドと後ろを刈り上げ、前髪はそれなりに残す」
という髪型で、はや14年。
髪切り担当になって3年ぐらい経つと、夫も腕をあげ自信を持ち、
「もう近所の子供達何人でも連れて来い、オレが刈ってやる!」状態になっていました。
長男も特に嫌がらないまま、月日が流れ。
娘が生まれた時は、「女の子はちょっとわからないな」と言っていた夫も、
いつのまにか当然のように娘の髪も切るようになっていた。

といっても、もうさすがに長男の方は限界。夫の刈った髪型に色々文句を付け始めてきた。



椎名誠の「続岳物語」を思い出す。おとう(椎名氏)は息子(岳くん)の頭をいつもバリカンで坊主頭にしている。それは父親の結構楽しい仕事であったそうなのだ。
しかし小さい頃は素直に従っていた息子も、「もうおとうの好きなように、勝手にどんどん刈られていくのはイヤなんだ」と異を唱える。その時の椎名氏の当惑した様子を思い出す。

「じゃぁ、どうしたらいいんだ・・・?」「「じゃあ、今度からはとこ屋に刈ってもらうようにするか? お前の好きなようにさ、お前の行きたい時に行って…。」と息子に言うシーン。
とうとう椎名氏が岳君に「捨てられる日」の第一歩なのだ。身につまされる。
大昔に読んだ本だったが、こんな心境を理解する日がくるとは。(まあ、私は父親ではないけど)

というわけで、我が家の夫も「金やるからどっかの床屋で自分の好きにして来い」と、
髪切り卒業宣言をしたのだった。これで長男も、大人の道へ「一進む」だ。
自分が望んでいた事とはいえ、長男も、この年で床屋デビューというのは、
それはそれで少し恥ずかしいらしい。とにかく短くするというコンセプトで、
近くに出来た今はやりの「早い!、安い!」美容室に、そわそわしながら出かけていった。

30分後帰宅。「おおっ!」。結構、垢抜けた髪型じゃないか。本人も満更でもなさそうだ。
風呂上りに何もしなくても、そのまま自然に元通りの手入れ要らず。
(なんか誰かに似ていると思ったらやっとわかった。「スラムダンク」の桜木花道の髪切ったバージョン。そう言うと本人も「オレもそう思った」と納得。う~ん、りょうちんから花道かー。)

「いいよ、いいよ」「かっこいい」と皆が言えば言うほど、ちょっと寂しそうな夫だった。
でも、寝る前に「今までパパがやってくれたのも、かっこよかったよ」と言えたのは、
少し大人になった証拠かー。
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by riro11 | 2005-06-26 23:59 | 風趣


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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