泣けた…。

やっとGWも一息ついた。
ずっとのどが痛かったのをごまかしていたけど、一向によく直らないので
ようやく耳鼻科に。



待ち時間の間に、昨日買った瀬尾まいこの『幸福な食卓』を読もうと思って持参する。
本屋で、その本の帯に書いてある数々の大絶賛!!の言葉に心を動かされて、
衝動的に買ってしまった本である。
選考委員満場一致で決まった、吉川英治文学新人賞受賞作なんだそうだ。

デビュー作の『卵の緒』を以前読んだ時から、彼女は私の好きな作家だった。

子供がいない耳鼻科はとても静かで、読書に集中できた。
没頭して読んでいたら、いつのまにか涙が滲んできた。
何の変哲もない文脈で、じんわりきてしまった。

気がつくと、回りで大きな音で鼻をかむ音が頻繁に聞こえる。
今まで夢中で本を読んでいたから気がつかなかったけど、
自分がハッっとして顔をあげたら、急に周りの音が聞こえだしてきた。
そして、「ああ、ここは耳鼻科なんだから、あたりまえか」と気付く。
じゃあ、別にここで涙を拭いていたって、おかしくないかもしれないと思った。

再び読み始めたら、途中もう一回じわっときた。
そして、そのあとしばらくして名前を呼ばれたので、本を閉じた。

帰宅してから、また続きを読み始めた。
最後の一篇は、泣く必然性がある内容だったにしても、
家だから安心したっていうのがあるにしても、
どうにも止まらなくなって、本格的にポロポロ涙をこぼしながら読み続けるしまつ。
ティッシュ片手に本を読んだなんて、本当に何年ぶり?いや、何十年ぶり…?

「セカチュー」では泣けなかったのに、この本で泣けたのは何故。

きっと、最初の一行から最後の一文まで、この本の文章全部がすごく好きになったから。
登場人物も全員すごく気に入ったから。
だから感情移入しやすかったっていう事もあるんだろうけど。

おそらく高校生くらいの女の子の感情って一番みずみずしくって、
それが乗り移ったっていう事もあったのかな。

私にとって、今年一番の本だなあ。定価1400円が一万四千円でも惜しくない(かも)。
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by riro11 | 2005-05-06 23:59 | 激奨


花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ      (by イノキ)


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